動物園用語辞典
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翼手目
よくしゅもく「翼手目」とは、オオコウモリ科やヒナコウモリ科のコウモリ類のことである。翼手目は狂犬病の主な媒介動物のひとつ。2003年(平成15年)11月に改正された感染症法では、ニバウイルス感染症・リッサウイルス感染症、狂犬病を国内に持ち込む可能性があるすべての翼手目が輸入禁止動物とされている。翼手目を飼育する上で重要なことは、飛翔や爪を摩耗させるためのよじ登り行動、寝床の選択肢の多さである。完全に飛翔させるためには、翼を広げた長さの4倍の幅、8倍の奥行、2mの高さが必要。翼手目であるオオコウモリ科の飼料はバナナやリンゴなど果物が主体で、野菜やパン、季節の旬な果物を与える。しかし果実のみの飼育ではカルシウム、ビタミンB12不足になりやすく、犬用のペレットやゆでたまご、煮干し、ビタミン剤を与える動物園が多い。
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