動物園用語辞典
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予防接種
よぼうせっしゅ「予防接種」とは、感染症の予防として、注射の形で打たれているもの。感染症の予防の他に、発症後の症状を抑えたり、感染症のまん延を予防したりする目的でも打たれる。予防接種の中身はその対象となる感染症の細菌やウィルスなどの微生物を、弱毒化または死滅させたもの。体内に「ワクチン」として取り込むことによって免疫力を強化しようとする働きがある。人間と同じように、ペットとして飼われている犬や猫、またその仲間である動物園で飼育されているトラやライオンなどの大型動物にも予防接種が必要となる場合がある。動物園では感染症の予防、まん延、他動物への感染を防ぐため、定期的に予防接種を行なう。免許保有者である獣医が行ない、猛獣類などの大型動物には注射針を仕込んだ「吹き矢」を使用。なお、小型動物は直接注射することも多い。
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