動物園用語辞典
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ライム病
らいむびょう「ライム病」とは、菌保有動物であるネズミやシカなどから、マダニを介して人間へ感染する、感染病のことである。人間から人間への感染はなく、また保有動物から人間に直接感染することもない。媒介動物のマダニが人間を刺咬すると、3日〜ひと月程度の潜伏期間、菌の繁殖期間を経て、特徴的な赤い斑点が皮膚に現れることもある。症状によっては斑点が見られないこともあり、またインフルエンザや風邪の症状とよく似ているため、見逃されることも。全身症状まで進行すると、神経症状や心疾患、関節炎などが現れる。放っておくと慢性関節炎や慢性脳脊髄炎などにも罹る場合がある。菌保有動物の生息域にライム病感染症例が多くなり、特に山岳地帯では注意が必要だ。
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